2017年9月28日木曜日
再就職をして振り返る過去の自分。
前記事を書いていて思い出したのが、独身のときに勤めていた食品会社に中途入社してきたKさんのことです。
旦那さんの転勤で静岡に来て、私の所属していた研究科に入りました。
年は私より3~4才上だったかな?
有名な食品会社の製品開発をしていた人です。
始めは、私たちと一緒に製品開発をしていました。
そのとき思ったのは、Kさんはこの職場にがっかりしているのではないか?ということです。
格下の会社に再就職するということ。
その苦しみみたいなものが、何も言わないのに伝わってくるのです。
そして、その後、私のいた部署の中で最もクセの強い男性社員Mと仕事をすることになります。
製品開発というより研究の仕事。
そのM社員とペアを組む人は、よく悔し涙を流していましたが、Kさんが涙することはありませんでした。
ただ、時々、
「Mさんて酷い人ですね。」
とは言っていましたが。
そして、それから間もなくKさんは出産のために円満退職していきました。
私の今の職場はそれほど悪くはありませんが、でも何かおかしいと感じることも多く、そんなときKさんを思い出すのです。
あのときの私は、Kさんにとって嫌な存在になっていなかっただろうか?
とか、
折角、大企業からきた人なのだから、もっといろいろアドバイスしてもらえばよかった・・・
と、何十年も経った今、反省しているのです。
自分の現状を考えたり、過去を振り返るとき、子ども達には同じような失敗をして欲しくないと思ってしまいます。
過去記事にも書いたことがありますが、私の場合、どちらかといえば苦手分野である食物学科を選択したのが失敗の始まり。
就職もそういう分野ですることになりますから。
主婦としては役立ったし、製品開発でも大丈夫でしたが、再就職を考えると全く役に立たず・・・でした。
食品関係の再就職先は給食調理関係の仕事が多く、その手の仕事で評価されたことってないですから。
子ども達がそうならないためには、できるだけ早いうちから自分の得意分野を見つけ、それを伸ばして活躍できるような力をつけること。
再就職することがあると想定し、得意分野をいつでもどこでも十分生かせるような経験を積むこと。
そして、Kさんみたいな出来る人と出会ったら素直にそれを認め、その知識や経験を聞き吸収すること。
過去の自分に言ってあげたいことを、子ども達が必要な場面で話していけたらいいな、
と思っているのです。
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