波乱万丈な人生を送ってきた母の幼馴染の話。

周りを見渡すと、波乱万丈な人生を送っている人が案外多くいるように感じますが、母の幼馴染もそのひとりです。


最近、涼しくなってきたので昨日は自転車通勤。

近所に住む実家の前を通ったら、母の幼馴染のMおばさんが車を駐車していました。

父の車に乗って、一緒に山梨県でぶどう狩りをしてきたようです。

お土産の巨峰です♪

過去記事で母のことを少し書きました。

母の子ども時代もそうですが、母の幼馴染のMおばさんも、波乱万丈な人生を送ってきたようです。

いつも、ニコニコ明るいおばさんなので一見何もなかったように見えます。

母は中学生のときに母親を亡くし、Mおばさんは父親を亡くしています。


Mおばさんには、私と同年代の子ども達がいるので、保育園の頃よく遊びに行きました。

その時はすごくいい家だったのに、ある時その家を手放すことになったと母から聞きました。

知り合いの連帯保証人になり、その人がいなくなってしまったからです。

これを聞いたのが私が中学生の頃で、このとき連帯保証人の恐ろしさを知りました。


今では借金を返し終わっていますが、年金をかける余裕がなかったので、現在も自営業をして働き続けています。


Mおばさんの旦那さんはイノシシ狩りが趣味。

ミツバチも飼っていて、純粋なはちみつを母経由でもらいます。

これが、とてもおいしい♪

野菜も何種類か作っていて、お金には苦労したようだけど、自然の恵みをたくましく得ている姿に、真似はできないけど憧れます。


それから、Mおばさんも時には体の不調もあるようですが、あまり気にしないタイプ。

そのうち治ってしまうそうです。
（治っていないかもしれないけど元気）

そんな大らかなおばさんを見ていたら、自分の体のちょっとした不調も「そのうち治るでしょう！」などと気楽に考えられるようになりました。



困難を乗り越え明るく生きているMおばさんからは、勇気や生きていく力を見せてもらえているなぁ～

と、改めて思いながら、巨峰を味わった夏の終わりのある一日なのでした。