2023年10月31日火曜日

小説「シャンタラム」を読む。

先日、帰省していた長男は「幸せになりたい」と、また言っていました。

「人にしてもらうのではなく、自分でなるようにするものだよ」と言いましたが、実は言っている自分も何が幸せなのかわからない。


親がこんななので、長男もよくわかっていないと思います。

老後は不安だけど、現在、安全で食べ物も豊富にあって実は幸せなはずなのに幸せに感じないのは何故なのか?


で、昨日、テレビで加藤浩次さんがインドにロケに行ったのを見て、そこに答えの一つがあった気がしました。

コピペですが
貧富の差が激しいインドの人たちのさまざまな暮らしを見た加藤は「幸せだと思える力がすごく大きい。お金とか、地位とか、名誉とか、家賃とか関係なく、どんなことがあろうが幸せなんだって。幸せを自分の生活の中で見つけるっていう。人との比較とかでもなく、自分が幸せだと思える力がある」と感じたと話す。



少し前、養老孟司さんのH23年の「面白く生きる道しるべ」という講演会の記録があったので読んだのですが、そこで話した小説の「シャンタラム」もインドが舞台。

これもコピペです
「面白く生きる」とはどういうことか。 11 月に文庫本で出版される 『シャンタラム』というヘンな小説を夢中で読みました。オーストラリア人の小説家が主人公です。20代後半に離婚、娘から引き離されてヤケになり麻薬中毒になり、銀行強盗をして刑務所に入ったのですが、2年目に脱獄。暴走族のツテでニュージーランドに逃げて、それからインドのムンバイのスラムで暮らし始めます。いろいろ事件があって警察に捕まるのですが、インドのマフィアの親分が1万ドルを払ってくれて出獄。スラムで、お金がなくて医者にも行けない人たちのために医者のようなことをして暮らしていくのです。その人は「血と涙と喜びで書いた」と記していますが、私が面白いと思う人生は、そういう人生です。 スラムで暮らしていくには裸の姿でなければ生きていけません。何が信用できて、信用できないか、どこまでが本当で、どこまでがウソか、命懸けで判断して初めて見えてくるものがあると思うのです。

と書かれていたので無性に読みたくなり、少し前に読み終わったところです。

流し読みだったので、今は熟読する為また読み始めています。


これまでインドのことを殆ど知らなかったのですが、この本で少し知ることができ、そんな時に加藤さんのインドでのロケがテレビであるのを知って、インドってどんなだろう?

って興味深く見ることができました。



本の方は血と涙の部分が多かったけど、それだけに喜びが大きくなるのかもしれません。

インドの裏社会のことも書かれていて本当のことなら怖い。


自分は生まれた時から不自由なくきたので、生きている実感みたいのが少ないのかもしれません。

長男も。


幸せって、案外、人や世間の役に立った時に感じるものなのか?

今まで仕事は自分の収入の為にやっていたけど、それではいくら稼いでも幸せは感じにくいのかもしれません。

どうなんでしょう?


・・・ここまで書いて思ったのは、長男の言う「幸せ」というのは、もしかしたら「結婚して家庭を持つ」ことなのかも⁈

そんな気がしてきました。

それなら頑張れ!長男。

2023年10月30日月曜日

長男「ドライフラワー」を口ずさむ。

 県外に住んでいる長男は、最近、頻繁に帰省します。

約7年前に大学進学で県外に出たばかりの時には、随分遠くへ行ってしまった気がして寂しかったけど、今はそうでもないです。

一年前くらいから、ひと月に1~2回は帰ってきて金曜日に在宅勤務し、土日いて県外の自分の家に帰って行く形。


一昨日も長男が帰ってきていて、娘と3人で川沿いをウォーキング。

そうそう、うちには夫もいますが別行動。

夫はビールを美味しく飲むために、一人で長距離ジョギングをしています。


長男が「もうすぐ一年だ・・・」

と言うから、

「何が?」と聞くと、

「M(元カノ)と別れてから」

と言うので、

「早いね」と答えました。


正直、家族の私たちにとっても、まだMさんの記憶は色褪せていないです。

時々、我が家にも遊びに来てくれていたので。


その話からだいぶ経った後、長男が何かの曲を口ずさんでいました。

「何の曲?」と聞いたら、

「ドライフラワー」って。。。


ドライフラワーみたいに時間が経てばMさんのことも色褪せるのでしょうか?


今はまだ思い出が鮮やかで辛いかもしれないけど、いつか色褪せるでしょう。

付き合った期間が長いだけ時間がかかりそうだけど・・・


そんな話をしたせいか、私の昨日の夢に初めてMさんが出てきました。

何とも複雑な気持ちで目覚めた朝でした。


別れてしまってもMさんが長男の恩人には違いないので(長男は何度も助けられている)、新しい人と幸せになって欲しいと思っています。

2023年10月26日木曜日

ヨーグルト作り。

 少し前からヨーグルトを作り始めました。

色々な人の作り方をブログやYouTubeで見て、簡単そうな方法で作っています。

容器やお匙の殺菌は面倒だし、使わないで済むならその方が雑菌が入る機会が減るので牛乳パックで作ることにしました。


買ってきた牛乳を開けて、大体コップ1杯分抜いて、ヨーグルト種を入れ(牛乳パックの中のヨーグルト→牛乳パックの牛乳)ペーパータオルと洗濯ばさみで閉めて常温放置。

今はまだ気温が低くないので半日くらいででき、その後冷蔵庫で保存。


市販のカスピ海ヨーグルトから始め、継ぎ足して2カ月くらい経ちました。

いい感じで続いています。

カスピ海ヨーグルトは買うと高いけど自分で作れば安上がり!

季節のフルーツと一緒に食べるのが好きです。


暑い日は冷凍しておいたシャインマスカットや巨峰、市販の冷凍のブルーベリーやマンゴーと一緒に食べていましたが、そろそろ寒くなってきたからバナナやフルグラにしています。

隣の家の奥さんは乾燥イチジクをヨーグルトに入れて食べると美味しいと言っていたので今度試してみよう!


そうそう、我が家でヨーグルトを食べるのは私だけ。

自分だけのためにせっせと作っています。

美味しいのになぁ・・・

2023年10月21日土曜日

言ってしまったことは仕方がない。

 自分が新卒で働き始めた会社は、当時大卒女子は採用しておらず、殆ど高卒でした。

そんな中、短大卒の私が配属された職場は短大卒ばかり。

(男性は殆ど大卒)


その時の部長が、

「この職場の女子は入社試験でトップの人を配属していて、(先輩の)HさんやOさんはトップでした。そして、今度入社する人(Yさん)もトップです。」

と、他の男性社員に話しているのが聞こえてきました。


勿論、複数配属されるときは2位以下の人も混じります。

が、必ずトップの成績だった人が配属された、という訳です。


因みに私は短大卒が一人だったのでトップでもありビリでもある。

その会話の中に登場しなかったからトップレベルではなかったのでしょう。


先輩のHさんはよく気が利く人でその部長のお気に入り。

Oさんは出始めたばかりのパソコンをすぐに使いこなし、後輩のYさんは記憶力がすごくて何でもすぐに覚えてしまう。

そして私の苦手だった後輩のYちゃんは後輩Yさんより一つ年下でしたが、多分Yちゃんもトップの成績だったと思われます。


そのYちゃんに「(他の)後輩にきつく言ってしまったことを後悔している」とちらっと話した時、「言ってしまったことは仕方がないですね」と言われたことは忘れられません。

年下だけど人間的には上。

「私は何を言われても平気です」と言っていたYちゃん。

この人には、多分一生かなわないでしょう。


この苦手だったYちゃんの言葉を今でも時々思い出すのです。


先日、近所のSさんに誘われてウォーキングしたときに娘さんの大学での話を色々聞きました。

就職にも絡みそうなこともちらほら。


その日の夜、SさんからLINEがきて、

「今日話した娘のことは他の人には話さないで欲しい」

と。

そして、その翌日またウォーキングに誘われ念押しされたのです。

「特に娘が同じ中学だった人には今の様子を知られたくない」

と。

要は「ウォーキング仲間のTさんには話さないで」ということか・・・


元々Tさんに話すつもりはないけど、こういうのって困ります。


Sさんの娘さんは中学時代に勉強が出来すぎたせいか?

他に理由があったのか?

ちょくちょく同級生に嫌な事を言われていたようです。

「高校受験に失敗すればいい」とか・・・

酷いですね。


ただ、ちょっと考えてみると頭が良いからといってそこまで言われるものだろうか?

とも思ってしまいます。


ウォーキング時にSさんが発する上から目線の言葉にTさんが、

「Sさんの娘さんがどんなところに就職するのか楽しみ」

と、ちょっと嫌な気持ちを込めて言っていたのを聞くと、もしかしたらSさんの娘さんも上からな言い方をして嫌われちゃったのではないか?

とも思ってしまうのです。


私もこれまで無意識に嫌な言葉を発し、それが回り回って自分に返ってきたことが沢山ありました。

無意識に発しても相手の反応を見ると「失敗した」と思うときもあるし、その後上手くいかなかったりして気付いたり。


娘さんは頭がいいから妬まれたこともあっただろうけど・・・


性格が良すぎて妬まれない皆に好かれる超美人の後輩もいたから妬みだけではなさそう。


やっぱり、人間関係が上手くいかない時は、自分のやり方の何かに問題があったはず。


Sさんの娘さんも嫌な事を言った子もまだ中学生で未熟だったから仕方なかったのでしょう。

案外、娘さんはもうそれ程思っていなくて、親のSさんだけ強烈にその子を恨み続け神経質になっているのかもしれません。

そして、娘さんは全く悪くないと思っているのでしょう。


Sさんも中々な毒を吐いているけど自分の毒には気付いていない様子。

吐かれてもSさんには誰も何も言いませんから顔色を見て気付くしかありません。


それから、もし他言されたくなければ言わない事です。

「○○さん(私)の話したことは他の人に言わないようにしている」

とSさんが言ったので、

「私が話すのは誰に聞かれてもいいことだから気にしなくていいよ」

と答えました。


後輩のYちゃんが言う「言ってしまったこと」とは違う「言わないで」な内容でしたが、どちらにしても一度言ってしまったことは消えないのです。

発言には気をつけないと。


または、Yちゃんが言ったように「何を言われても平気です」という堂々とした気持ちでいればいいのかも…

と思ったのでした。

2023年10月11日水曜日

2023年10月連休、長男帰省。

 10月の3連休の初日は長男が帰ってきていたので一緒に散歩をしました。

母と3人で。

その日、娘は在宅仕事だったので一緒に行けず。

長男の近況を聞きながら、80才過ぎた母のペースでゆっくり短距離を歩いてきました。


最近の長男の悩みは髪の毛。

木曜日に長男からLINEで頭頂部の写真を送ってきて「ハゲてきたかも」と書かれていました。

光の加減でヤバい感じには見えたけど「うちの家系にハゲはいない」と返信したら、「少し前に罹ったコロナのせいかも?」と言うのです。

確かにそんな後遺症があると聞いたことがあります。

「帰ってきたら見てあげるね」と返信。


金曜日の夜、仕事が終わったらこちらへ帰って来ると連絡があったので、本当にハゲてしまったのか確認したくて娘と午前2時まで待ちました。

帰宅後、すぐに頭頂部をチェック。

全くハゲておらず、ただのつむじじゃん・・・

「逆に髪の毛多過ぎない?」

と娘。


そう言ったら「前の毛も薄くなった」と言い出したので見たら、ただおでこが広いだけで以前と変わらず。

一人暮らしで暇で自分観察しちゃっているのか?


「何で気になったの?」

と聞くと、

「少し前のラグビーの試合を高校時代の先輩の家で部活仲間(高校時代の)数人で見たんだけど、その先輩の頭が急激に薄くなっていてショックだったんだ。それで自分も急に心配になって・・・」

と。

家族全員で(じぃじとばぁばも含め)「全く問題ないじゃん」と言ったのにまだ信じられないようで、どこかで若ハゲの検査をして「問題ない」と言われてやっと安心したようでした。


長男は会社のイケメン先輩にも「最近ハゲてきたかも」と相談したんだとか。

そうしたら頭を見てくれて「ハゲていないよ。そういうのは気にするとそうなるから気にしない方がいい」とイケメンな答えが返ってきたらしい。


頭頂部の話題の後、会社の様子を聞きました。

隣の席の人のことが気になるらしく、長男と同年代のその人は「仕事をしながら口笛を吹くので集中できない」と前から言っていました。

上司や周りの人も何も言わないそうです。

割と自由な会社。

仕事をきちんとやって成果を出せばいい風。

「相変わらず口笛はうるさいし、その後ろの席の人の話だとおならもするし昼寝もしていると言ってたんだよ」

と長男。

そんなでも皆、仕事に集中しているのか?席が遠いからなのか?

気にならないようです。


その会社に転職して5ヶ月。

この程度の問題なら大丈夫そうか⁈


最近、その部署で飲み会があってそこで上司に「君はキャラ採用だから」と言われた、と。


確か、もう少し前には他の上司にコミュニケーション能力が高そうだから採用したと言われていたから、要は学力で採用されたわけではない、ということになります。

東大京大、早慶、旧帝大卒レベルの人達ならその出来すぎる能力を期待されて採用されるのでしょうが、長男は地方国立大卒(我が家比では地方国立大も凄いけど…)なのでよく採用してくれたなぁと思っていました。

やっぱり、能力採用ではなかったのか・・・


履歴書や面接で面白そうなキャラだと思ってくれたのなら良かった。


ハゲてもいない頭を気にしたり、隣の席の人の口笛を気にしたり神経質なところもあるけど、社交的なので社員が多い会社での勤務が向いているのでしょう。


そんな話を聞きながら、ようやく涼しくなりコスモスが咲いている歩道を散歩してきたのでした。

2023年10月3日火曜日

友人とランチ。やる気がないのではなく、できない人の話。

 友人Mちゃんと時々ランチに行っています。

Mちゃんのことは小学生の頃から知っていたけど、小中9年間一度も同じクラスにならなかった人のうちの一人。

その後、同じ高校に進学し3年間一緒のクラスで部活も一緒になり仲良く?なりました。


性格がきつくて、私もきついので高校時代はよくぶつかりました。

思い返してみるとMちゃんの言っていることは真面目で正しく、私のいい加減で根性無しな部分を指摘してくるのでお互い嫌な人間だと思っていたのだと思います。

ただ、それでも勉強運動ともにMちゃんよりは少しできたことで(高いレベルの話ではないのでご安心ください)Mちゃんにも認められたのかもしれません。


高校卒業後しばらく音沙汰無かったのですが、就職してから会うようになりました。

あんなに嫌いだったMちゃんとお互い若い頃の色々な悩みを相談し、慰めてもらったり励ましたりしてきたのですから、縁と言うのは不思議なものです。


Mちゃんは短大卒業後ずっと保育士で今の園に転職したのが約3年前。

そこで力を発揮し一気に昇格してかなり上の地位にいます。


ランチでは、Mちゃんより前からその園にいた同世代の人の話題が殆ど。

その人は地位的にはMちゃんの一つ下だけど、園の中ではかなり上の地位。

なのに無責任で仕事ができない。

何度注意しても直らない。


と毎回言っていて、今回もそうでした。

「もしかしたら、やる気がないのではなく能力的にできないのでは?」

とMちゃんに言ったら、

「うん、できないんだと思う。でも、やらなければならない地位なんだよ!」

と。

その人が、平社員だったら許せるのでしょう。


Mちゃんより上の上司にその人のことを相談すると、Mちゃんの指示の仕方を変えてみたらどうか…と言われるらしい。

実は私もそう思っているのだけど、Mちゃんの気性を知っているからそれが無理なのもわかる。


それにしても、適した地位にいる人はどのくらいいるのだろうか?

現場向きの人、人をまとめるのが上手い人。

一見長所がなさそうでも隠れた才能があったりするので、そういう力を引き出すのが上手い人が上に立つと良いのだけど、人を見抜く力がある人がどのくらいいるのか?


Mちゃんは、保育士さん相手よりも園児とずっと接していたいのではないかな。

学生時代から子どもが好きだったから。

「宝くじが当たったら家のローンを返して、この園を辞めてもっと気楽に保育士として働き続けたい」

とMちゃん。

「当たるといいね!」

と私。


ランチの日は9月末だったけど超暑かった。

Mちゃんは友だちが多いので、高校時代の友人Aちゃんと最近大坂に行ってきたらしく、お土産をもらってしまいました。

あ~また失敗した。

何も手土産を持っていかなかった・・・


それでも朝晩は涼しくなってきたから、次にランチに行く時は寒い季節かな?

その時には何か持っていこう!

大学受験、入学、一人暮らしを始めて1年間にかかった費用のまとめ

この春、長男は大学2年生になりました。 大学受験、入学準備、一人暮らし にかかった費用の 詳細を過去記事に分けて書きましたが、キャンパス移動も概ね無事に終わり落ち着いたので、 ここではそれらを、 「 う ー ん ! 」  (ピコ太郎さん風) とくっつけて、受験から大...