2017年8月2日水曜日

働く女性の子育てに、おばあちゃんの力。


以前勤めていた会社では、食品の新製品開発のための試食会がありました。

当時の上司が、開発テーマに関係する人を約6~7人誘い、その分野のお店に行くのです。

その上司は元は商社にいた人で、その会社に引き抜かれてきた人。

海外生活の経験もあり話題が豊富で、記憶に残る話し方をします。


ある日、仕事以外の話題で子育ての話になり、そこで上司が、

「これからは、おばあちゃん力が必要ですね。」

と言ったことを、今でも時々思い出します。


最近、長男から送られてきた写真。




女性が働きながら子育てをするには、何らかのサポートが必要です。

その一つに、おばあちゃんの力があります。

当時の仕事は夕方5時までで、母は私の子ども達の保育園の送り迎えや世話、洗濯物の取り込みをしてくれました。

助かりました。


ただ、食事関係はノータッチで「夕食は作らないよ。」と言われていたので、残業はもちろん遠方で泊まりの出張は断ってきました。

ここで夕食の準備までしてくれていたら、その仕事をもう少し続けることができたかもしれません。


母もフルタイムで働いて私たち姉妹を育てたので、そのくらいは自分でできるでしょう?ということだったようです。

でも、私から見ると、母が一人で抱え込んだ子育ては(父は手伝わない時代でした)どちらかといえば失敗だったのではないかと思っています。



現に今、母と妹は全く会わなくなってしまいましたから。

多分、一生・・・


妹は、子育て中に母から多くのことで助けられていました。

そのときは感謝していたかもしれません。

でも、その後、母から出た毒のある一言で全てを帳消しにしてしまったのです。

よく政治家にも失言がありますが、心の中にあるものがふとした瞬間に出てきてしまうのだと思っています。

だから、たった一言の失言でも信頼できなくなります。

母の毒もそう。

私たちは本当に愛されていたのだろうか?と疑問を感じさせる言葉を放つのです。

その言葉は、ほかの人が聞いたら大したことではなかったかもしれません。

でも、妹が子どもの頃からの母との関係の積み重ねによってできた歪みは大きくなっていました。

そして、それが刺激となり爆発したものだと思われます。


子育ては、助けてくれる人をできるだけ多く見つけ、一人で抱え込まない方が、親に余裕ができるのではないでしょうか。

私の母も愛情がないわけでなく、余裕がなかっただけだと思っています。




働く娘(嫁)を持つおばあちゃんは、孫育て、家事をサポートしていくことが、それから先の大きな力になっていくと思います。

身近では、長男の友だちのおばあちゃんや、私の叔母さんはそうすることによって、娘さんやお嫁さんが正社員を辞めずに働き続けることができています。

そして、孫が大学に進学した今も豊かに暮らしているのです。


自分がもし働く娘(嫁)を持つおばあちゃんになり、孫の世話を望まれたら、しっかりできるように力をつけていきたいと思っています。


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