2017年8月19日土曜日

お墓は必要なのか?母と違う考え方。


お盆が過ぎたこの時期は、いろいろなことを思い出します。


以前から、母と全く意見が合わないのがお墓のことでした。

母は自分が死んだら、私に母の実家のお墓を継ぐように言ってきます。

ちなみに、母の実家は家や土地もなく、お墓があるだけの家です。


弟は2人とも亡くなっています。

お姉さん(叔母さん)はいますが、遠方に住んでいるので母がずっとお墓の面倒をみてきました。

しかも、叔母さんと母は何が原因だったか忘れましたが、約20年前まで喧嘩をしていて、それまでお寺へのお布施などは母がすべて出していました。

その後仲直りして、叔母さんもお墓やお寺にかかる費用を分担するようになり、二人でお墓を立て直しました。

そして、なぜか、父もそこに入ることに・・・
(まだ元気に生きていますw)

父も兄弟姉妹の中で一番下なので、実家とは違うところに入らなければならないのですが、でもねぇ?


そして、本来、そのお墓の面倒をみるべき人って誰になるのでしょうか?


私が結婚するとき、母が言ったのは、

「あなたは、もう〇〇家(夫の家)の人になったんだよ。」

でした。


それが、両親のはみるにしても、母の実家のお墓の面倒までみなければならないって、おかしくない?

と話したら、

「叔母さんの娘は、遠方に住んでいるから面倒はみられないし、あなたしかいないでしょ?」

と言うのです。


「何も継がれたもの(家や土地も含め)のない家のお墓を、ご先祖のまで嫁に出た人がするって変じゃない?」

と話したら、

「そういうものなんだよ。」

と言うのです。


また、そのお寺のお墓の管理費も高いのです。


「そもそも、お墓って昔は偉い人だけあって、庶民はなかったんじゃないの?」

と言っても、「ずっとあった」って・・・?


「そんな昔からあったら、お墓だらけじゃん!」

と言うと、

「そんなことはない!」

と返ってくるので、話は永遠に続きそうでした。


その後、両親は別の管理費の少ないところに自分たちのお墓をたて、先祖のお墓は、長い間面倒をみてこなかった叔母さんがすることで、話は落ち着きました。


母は、今だけでなく、亡くなった後のことまで指示してきます。

死後のことは残された人に任せて欲しかったです。



参考までに、お墓についてコピペしたのを貼り付けておきます。


・・・

「“先祖代々の墓”という考えが、そもそもの間違いのもと」と語るのは、第一生命経済研究所主任研究員であり、『変わるお葬式、消えるお墓』などの著書を持つ小谷みどりだ。
「『○○家之墓』と書かれた黒や灰色の墓石の下に、火葬した遺骨を骨壷に入れて納めるのが日本の伝統的な埋葬の形だ、と考えている人は多いと思います。しかし、墓石のあるお墓が庶民の間にも普及したのは江戸時代中期以降のことで、たった300年くらいの歴史しかありません。また、火葬が普及したのは、明治時代末期から大正時代にかけてのこと。それすら都市部を中心に起きた現象で、全国規模で完全に普及したといえるのは1960年代以降です。それらを踏まえると“先祖代々”とはいっても、今あるお墓に入っているみなさんの先祖は、せいぜい2~3代前まで。いってしまえば、伝統でもなんでもないんです」
では、日本の伝統的な埋葬法とは一体どんなものなのか。東洋大学ライフデザイン学部教授で、NPO法人エンディングセンターの代表で“桜葬”のサポートを行う井上治代に聞いた。
「庶民の埋葬の主流は、長い間火葬でも土葬でもなく、“死体置場”で朽ちるのを待つ、いわゆる風葬でした。今そんなことをしたら大変なことですし、『死者に対してなんて罰当たりな』と考える人も多いでしょう。ですが、その時代には“肉体は器であり、死ねば霊魂は遺体から抜け出す”という民間信仰が広まっていたため、ひとでなしでもなんでもなかったのです。時代を経て土葬が主流となり、99%以上が火葬という現在に至りますが、歴史をさかのぼれば、風葬も土葬も火葬も混在していて、散骨も特殊なものではなかった。それが日本なんです。
また、墓石のあるお墓を作るようになったのは江戸時代中期以降ですが、それも個人の墓であって、現在伝統的なものとされている“家墓”が登場するのは江戸時代末期。日本中に広まるのは明治時代になってからのことです。これは、明治政府が庶民にも苗字を与え、“家”という意識が高まったため。さらに、同時期に普及した火葬により、人間1人分の場所をとる土葬から、まとめて納骨しやすい家墓が広まる結果になったのです。埋葬の方法は、時代に合わせて変わって当然ですよ」

・・・

だそうです。


私は、自分のお墓はいらないと思っています。

死んだあとなんてどうでもいい笑。

好きにしてくれればよいと思っています。


若くして亡くなったら別ですが、年を取ってからならゼロ葬でいいな。


こんなこと言っていると、母に冷たいと言われます。

でも、要は忘れないことが供養になると思っているので、お墓でなくてもいいのです。

お仏壇はしっかりしたもので、毎日お線香をあげて手を合わせ、「生きていたことを忘れていないよ」と、伝えていくことは大事だと思っています。


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