2017年8月8日火曜日

努力の場所。


先日、中学の同級生と会うことがあり、S君と約5年ぶりに会いました。


勉強ができる人

S君の場合

中学生のとき、S君のことを友人のKちゃんが好きでした。

Kちゃんと一緒の帰り道は、S君を本屋さんで待ち伏せしたり、S君の家の前を通り回り道をした、という懐かしい思い出があります。

Kちゃんの片思いで終わってしまいましたが、今では皆でその頃の思い出話をして、楽しく飲んでいます。


S君は勉強ができました。

でも、それほどがんばっているようには見えませんでした。

そのころ流行りだったトランプを、授業中に隠れてしていたひとりなのに、高校はトップ進学校へ行った人です。

「S君って、ヘラヘラしているのに勉強ができたよねぇ~」

と言うと、

「オレもちゃんと勉強してたよ。」

と言います。


こういう人は、程々しか勉強していないけど先生に、

「がんばっているね。」

と言われます。


K君の場合


S君と同じ高校に行ったK君は、傍から見るとガリ勉でした。

「〇〇(私の旧姓)は、数学だけはできるな。」

とK君に上から目線で言われ、ちょっとカチンときた中学時代。


ほかの教科の成績を知っているんですか?

とも言えず。

結局、S君やK君と同じ高校へ行けなかったから、悔しいけどそう言われても仕方がないことだったのです。

ちなみに、なぜ数学の成績がわかるかというと、数学教師が定期テストの点を言い、テストのたびに成績順に席を並び替えるから。


そのK君、トップ進学校へ進学したのに結局ついていけず、退学したと聞きました。

ついていけなくても平気な人もいますが、プライドが高すぎて耐えられなかったのかもしれません。

努力の限界だったのでしょう。



がんばっていないと言われる子

向かいに住んでいたAちゃん。

長男と同級生で、小学校1年生のとき同じクラスでした。

そのときAちゃんは、30分もあればできる宿題を何時間もかけてやるけどできない・・・とAちゃんママが嘆いていました。

そのせいで、いつも先生に言われるのが、

「もっとがんばりなさい。」

でした。



学校の勉強


公立の小中学校では、S君タイプ、K君タイプ、Aちゃんタイプなど様々な学力レベルの人が一緒に勉強します。

S君はトランプをするくらい余裕があるから、学校の勉強って退屈だったのでは?

なんて思ってしまいます。



一方、Aちゃんは小学校1年生の時点でつまずいていました。

中学では全くわからなくなり、学校へもあまり行かなくなったと聞きました。



まとめ


学校で学ぶ勉強は、全員同じペースで進んでいきますが、ある人には早すぎて、ある人には遅すぎるように感じます。



林修さんの「仕事原論」という本に、

・・・
つまり、やみくもに打ち込めばいいのではなく、まず「正しい場所」に立たなければ、非常に効率の悪い努力をする羽目に陥ります。

とありましたが、これは仕事だけでなく学校もそうではないかな?

と、思うのです。

普通の人には、学校は勉強するのに適した場所かもしれません。

でも、Aちゃんにとって学校での9年間は効率が悪かったのではないかと思ってしまいます。



一方、S君みたいなできる人の中には、みんなと同じ学校では物足りない人がいたかもしれません。

過去記事のテストの順位がトップの子にはトップなりの悩みがあるらしい。の子もそう。

スポーツが突出してできる子ども達もですね。


大人になったら努力する場所を選べますが、子ども達は選べません。

ずば抜けてできる人や、全く勉強ができない人にとって、皆と同じの学校での時間が無駄になるかもしれないなぁ~もったいないなぁ~と思うことがあります。


我が家には関係ないことですが、周りに極端な人が多いのでそう思ってしまうのです。


気になっていたK君ですが、たしか自衛隊に行き、そこで活躍しているという噂を聞きました。

K君は努力家だから、適した場所に行けば上まで行けると思います。



Aちゃんが今どうしているかわかりませんが、「正しい場所」を選べているといいなぁと思っています。



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