2017年11月6日月曜日

年を取ったからかな。



先日、テレビに今田耕司さんが出ていて、

「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」

と母親に言われると話していました。

豊かに実った稲はその重みで頭が下がる、その様子から何らかを学び修めた人は謙虚さを兼ね備えるようになる

という意味(コピペしました)ですが、このことわざを聞くといつも思い出すのが、独身時代に入社し配属先にいた常務のことです。

誰に対してもいつも優しく丁寧に話す上司でした。

穏やかな言葉と外見なのに凄みがあったのは、特攻隊だったけど生きて帰ってこられた人だからかもしれません。


当時はバブル時代。

歓送迎会や忘年会の二次会は、お決まりのスナックに行きカラオケで歌いましたが、常務は決まって戦時中の歌。

確かカラオケはなくて、マイクで歌うのですが、徐々に声が大きくなり、終盤はマイクが不要なボリュームに・・・

明日、命があるかわからない特攻隊員たちと歌った歌なのか、あまりにも気持ちが入りすぎてマイクの音が割れてしまうのです

中堅の男性社員がマイクのボリュームを慌てて下げるというのを見て、当時若かった私は笑いを堪えるのが必死でした。

でも、今あの歌声を思い出すと何故か泣ける。。。

私も年を取ったのかもしれませんね。


あの頃の職場の上司からは、仕事以外でも学ぶことが多く恵まれていたなぁ・・・

としみじみ思い出す今日この頃。


常務は今どうしているのだろう?

お元気だといいな。


と、今田耕司さんの話を聞いて思ったことでした。

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