2017年11月4日土曜日

芸術やスポーツに思う、感動の種類。


先日、娘の美術展に行った話を書きました。→この記事

目標だった賞はとれなかったけど、上手く描けていると思ったし、その制作過程を知っていたので感動したことも書きました。

今朝、その美術展の案内書を改めて見ると、去年の受賞作品が掲載されていました。

あぁ、そうだった、これら作品が入賞したんだった・・・

と思い出しました。



作品そのものに感動する


昨年もその美術展に行って、その中の最高賞の作品を見たときは胸が熱くなりました。

どんな高校生が描いたのか、どんな努力をして作品を仕上げたのかは全く知りません。

ただ、その作品を見ただけで感動したのです。

その絵は、ピアノを弾いている祖父の手元と、祖父が戦争から命懸けで帰ってきた海を描く事によって、「今、僕がここに生きている奇跡」を高校生とは思えぬ技術力も合わせて表現していました。

記憶が合っていれば・・・ですが、私の中ではそういう風に受け取り記憶された絵で、再び見ても感動すると思います。



そして、もう一つの作品も凄かった。

次の賞になる作品だったかな?全体的には暗い絵なのですが、目が離せなくなる深みのある雨の絵でした。


そうなると今年の娘の作品は、技術的には負けていないと思いますが、メッセージがうまく伝わらなかったのかもしれません。



フィギュアスケート

フィギュアスケートは、スポーツですが芸術面も兼ねている複雑な競技です。

羽生選手のソチ五輪の「パリの散歩道」は完璧で、驚きと感動でした。

男子フィギュアスケートに全く興味がなく、羽生選手の顔さえもよく知らなかったのですが、ニュースでたまたま見たその演技に釘付けで、それから暫くは羽生選手の過去演技の動画にハマることとなったのです。

高い技術力があるので、難しい演技を簡単に見せる力があります。

だから、簡単に見えるけど深みのある演技なのです。

あの演技は、それに加えて爽やかな格好良い色気も加わって、ただの通りすがりの人をも惹きつけた演技だったといえます。




過程に感動する


スポーツ

長男

長男が高校のラグビー部での最後の試合。

負けたときの長男と同級生の涙には胸熱でした。

それまでの苦しい練習を乗り越えてきた姿を見てきたからかもしれません。



浅田真央さん

ソチ五輪のショートで失敗した後の、フリー演技には誰もが感動したと思います。

演技も良かったのですが、それよりもその復活までの短い時間のことを思うと今でも胸が熱くなります。


羽生選手

羽生選手の演技を見て感動するのは、震災を乗り越えて努力を重ねてきた姿にもあります。

特に、2012年にニースで行われた世界選手権フリーの「ロミオとジュリエット」の演技は、ソチ五輪後、動画巡りをしているとき見たのですが泣けました。

男子フィギュアスケートを見てこなかった私が、男子フィギュアスケートを見てこんなに感動するとは・・・

ほんと、自分自身がどう変わるのかさえわからないなぁ、と思った出来事でした。


登山

イモトアヤコさん


お笑いなのに、登山が凄すぎるイモトアヤコさん。

命懸けの登山をなんでお笑いの人がやらなければならないのかなぁ?

と思いながらもその能力の高さに見てしまうのですよね、イモトさんの登山は。

で、登頂したときはこっちも涙します。

途中でいろいろ文句言いながらも登りきる根性と身体能力に、いつも尊敬し感動させられています。


娘の作品で感動したのは、もしかしたら作品の製作過程を見てきたからかもしれません。

そして、親はこういう姿に感動するものなのです。


まとめ


感動するのには種類があって、一つは作品や結果そのもの、二つ目には過程によるもので、この2つが合わさると、さらに大きな感動を人々に与えることができるのだと思います。

身近でも、ちょっとしたことで感動を与えることはできますが、多くの人を感動させることができる人というのは少ないと思います。

そういう人は何か使命を与えられて生まれてきたのかもしれませんね。

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