周りを見ても釣り好きが多く、以前の勤務先では休日に船を出して釣りに行く人が多くいました。
数年前、知人が釣り船に乗って釣りに行った時の話です。
事故
5~6人で釣り船に乗り、アンカーを下ろして釣りを楽しんでいたが、大型船が近づいてきた。
釣り船に気づいて避けてくれると思っていたが、かなり接近してきた。
アンカーを捨て、釣り船のエンジンをかけて逃げる準備を始めたが、エンジンがかかる前に衝突した。
大型船は自動操縦だったため、衝突するまで釣り船に気づかなかった。
直後
衝撃で2人海に落ちた。
ライフジャケットは着ていた。
遠くに飛ばされ、船まで泳ぐのに時間がかかった。
自力で船に上がれないので、船に残った人たちがロープを使って2人を引き上げた。
全員命は無事だった。
このような事故で全員助かるのは幸運だと言われた。
保険
その事故から3年以上経ってからおりた。
事故にあってしまった時の対策
・ライフジャケット着用…今回はこれも助かった要因のひとつ。
・船に上がる梯子が必要…全員海に落ちていたら船に上がれなかった。
事故にあわないために
・自動操縦の船は、他の船に気づかない時があることを知っておく。
・危ないと思ったらすぐに避難する。
・船に笛はあったが、もっと大きな音の警笛が必要。
まとめ
知人は、もう少し早く逃げれば良かったと話していました。
正常性バイアスが働いてしまったようです。
ウィキペディアによると、
正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
とありました。
こういう心理があることを忘れずに、
「なにか危険を感じたら早めに逃げるようにしていこう。」
と、子ども達と話しました。
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