2017年7月29日土曜日

三者面談で思い出した長男の高校時代の担任教師。


高校生の下の子の三者面談があり、進路のこと、夏休みの過ごし方、冬にある修学旅行のことなど話してきました。

下の子は、行きたい大学や学部がほぼ決まっているので、それに向かって努力し、親はサポートするだけです。


長男のこのときの面談では、国公立の大学に進みたいことを長男が話していました。



そして、担任教師が、

「選ばなければ国公立に行けるよ。」

と答えてくれて、ちょっと安心した覚えがあります。


選ばなければ、ですけど。


それについては高校に入学し、最初の模試がSランクだった子の話でちらっと書きました。



そして、長男のレベルでは、国公立大学の前期試験が勝負になることを教えてもらいました。

後期試験は、前期試験に落ちた人がランクを落としてくるからです。

そんなことも知らない親でしたが、ここで大学受験のことをだいぶ理解したのです。

確かこのときに、過去の受験生の膨大なデータを記した分厚い本を見ながら、センター試験の点数を重視する大学や2次試験の結果を重視する大学があることを教えてくれたと思います。

高校3年も同じ教師が担任だったので、その後の面談でも様々な過去データと長男の模試結果を見比べながら、受験校を決めていきました。

長男の受験はそれにより、実力と近い大学に合格することができたのです。



担任は男性の数学教師でしたが、学級新聞を作り配っていました。

それは、長男が大学で県外に引っ越すときに処分していった紙のゴミの中にあったので知りました。

それは生徒たちに向けて書かれたもので、例えばこんなふうに書かれていました。


君たちには多くの可能性がある。ただひとり、「自分」だけがその可能性を制限することができる。
・・・
君たちの将来は、今まさに心で決めたことによって決まる。いつからでも、どこからでも、うまくいくか知らないが、これをやらなければはじまらないと思えるかどうかである。
・・・
慣れ親しんだ居心地のよい場所から出たとき、自分にとっての本当の人生がはじまる。
・・・
学校生活は、「自分は将来どうなりたいのか、どう生きていきたいのか」を考える場所。
・・・
今日はお金があっても、明日は一文無しかもしれないし、今日はみんなから愛されていても、明日はみんなの心が離れているかもしれない。

だから、大事なことは、ただ「自分がどう生きたいか?」に尽きる。
・・・
残された高校生活を、どう生きていきたいですか?


こんな感じで書かれていて、内容は大人にも通じることがたくさんありました。

ほかの新聞はどのように書かれていたのかと思い、長男に新聞は読んだのかとか、残してないのか聞いてみましたが、読んだので捨てたと答えていました。

数枚の新聞が残っていただけです。

三者面談や学級新聞から担任教師の熱意が伝わってきて、良い先生に教わっていたんだなぁと改めて思ったのでした。


下の子も担任教師に恵まれており、環境は整っています。

あとは、本人次第なのです。

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