先日の『サワコの朝』のゲストがヒロミさんでした。
10年のブランクを経て芸能界に戻ったヒロミさん。
ずっと芸能界にいたと思っていて、空白の期間があったのを知ったのは数年前のことです。
ブランク前のヒロミさんはやんちゃなイメージでしたが、最近、いい人だなぁ、優しい人だったんだなぁ~と思うようになりました。
伊代ちゃんとの話が楽しいし、器用でリフォームが凄すぎるので、ヒロミさんが出る番組はよく見ています。
ブランクといえば私も8年のブランクを経て、短大卒業後入社した会社を退職後、パートで復帰しました。
そのことや、すでにその会社を辞めていることは、過去記事にちょこちょこ書いてありますが、私はヒロミさんのようにそこで輝くことはできませんでした。
それにはいろいろな原因があるので、反省はいつかする?!ことにします。
ここでは、8年で変わってしまった人たちのことを書きたいと思います。
前記事では、他人を変えることができない話でした。
でも、時間は人を変えてしまいます。
平家物語の冒頭、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・を学生時代に覚えました。
言葉では何となくわかっても、遠い人たちの話だと思っていました。
でも、8年のブランクを経て会社に戻ったとき、その冒頭文が思い出され、琵琶法師が語っている姿と現実が重なったのです。
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ずっと前に買ったのに、まだ全部読んでいません・・・ |
それは、病気やメンタル面が原因の人が多かったです。
また、部下としては活躍できていたのに、上に立つと批判を受けるようになってしまった人も何人かいました。
今まで多くの人とペアを組んで働いた中で、一番相性がよかった上司と再会しました。
けれども、表情に生気がなく全く別人に変わっており、久しぶりに話しても、どこか噛み合いません。
そして後日、ほかの人から、その上司が少し前までうつ病で長期休んでいたことを聞きました。
これは本当にショックでした。
優しい上司で、出世コースにいた人に何があったのか?いまだにわかりません。
8年前に活躍していた姿を思い出し、胸がチクリと痛んだ再会となってしまいました。
そのほかには、自分もそうですが老化というのは残酷です。
イケメンだった人たちも、ただの優しいおじさんに変わっていました。
その一人は、「斉藤さんだぞ!」の斉藤さんのような外見に変わっていました。
斉藤さんのようにいい人なので、ただの面白い上司となっていました。
その人自身はそれほど力は持っていないけれど、皆が「助けたい」「協力したい」と思ってしまう内面の魅力があり、結果、よい仕事ができるタイプの人。
もしかしたら、それは斉藤さんのような姿になったからこその力なのかもしれません。
時間は、人をよくも悪くも変えてしまいます。
8年の空白の期間は、それを強く感じさせました。
無常とは、この世の中の一切のものは常に生滅流転 (しょうめつるてん) して、永遠不変のものはないということ。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・の鐘の声が、最近、胸に響きます。
もう、そんな年齢になってきたのかもしれません。。。
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