2018年5月31日木曜日

スポーツの世界の影の部分。


今回のアメフトの件を見て思うのは、スポーツ界の光と影の影の部分。


武井壮さんの言葉で言うと「スポーツ界に潜む闇」
コピペさせてもらったのが↓

「スポーツってよ、努力して夢叶えて幸せになるためのもんだろう?大人のくだらねえ権威争いとか保身の為に子供達を扱うもんじゃねえだろうよ。指導者の仕事はその知識と経験で最善の努力の時間を提供して世の中で生きていく為の武器や名誉、勝利より大切な人生を与えてあげることなんじゃねえのか??」


これで思い出すのが長男が小学生の時に所属していたスポーツ少年団での出来事。

あれから10年くらい経ったから、関係者はいなくなっていることと思います。



長男が小学校5年のとき「ミニバスの少年団に入っていい?」と言い出しました。

友だちに誘われたこともありますが、初めて自分からやりたいと言ったスポーツだったので、すぐにOKしました。


私もミニバス経験者だったので、そのイメージで入団させたのですが・・・


私のころとは全く違うことを知ることとなったのです。


まず、監督が違います。

私のころの監督(顧問)は小学校の先生でした。

教え方の効率がよく、親はほとんど関わらずに済んでいました。

もちろん、試合時の親の送迎はなし。

生徒が集合して先生と一緒に公共の交通機関で会場へ行きました。

親はただ応援に行くだけ。

学校の先生は大変だったと思います。


それが、今は違います。

少年団は学校とは関係ありませんから、親が団の運営をします。

体育館の鍵の開閉は当番で行い、試合も配車。


そして、監督、コーチは保護者が探して頼みます。

どこもそうだと思いますが、代々引き受けてくれている監督にお願いしていました。


この監督やコーチの指導方法が「ん?」と思うことがしばしばありましたが、チームに審判ができる人がいないと試合に出られない上、ボランティアで引き受けてくれていたので逆に文句が言えません。

特にその時、途中から入ってきたコーチが酷かった。

うちは少し知り合いだったので被害に遭いませんでしたが、ほかの子への暴力がすごい。


親が当番のときは、練習の間、ずっと体育館にいて練習を見ています。

これ大変でした。

そのとき見てしまったのです。

コーチの暴力を・・・

長男より1学年下だけど早く入団していて上手な子のY君が被害者。

吹っ飛んでしまうくらい殴るのです。

ちょっと返事をしっかりしなかっただけです。


そのコーチ、私や他の当番の保護者が見ているのを知っているはずだから、それが正しいと思って体罰をしていたんだと思います。

こっちはこっちであまりのことに驚いてしまい、その場では何も言えませんでした。

で、後でY君のお母さんにそのことを話したのです。

そうしたら、

「うちのYが悪かったんだよ。監督にも同じようにされたことがあるんだ。」

って。

「次、見たら止めるから。」

と言ったけど、幸い同じようことは私の目の前では起こりませんでした。

ただ、このお母さん、本当にいい人なんだけど体罰は仕方ないと思っているところがあって・・・

よく見ると、そこの保護者は全体的にそう思っているようで、私はそれにショックを受けたのでした。


もしかしたら、私たち世代の人たちは体罰という指導方法もアリだと思っている人も多いのでは?


「体罰はおかしいよ。言葉できっちり教えればわかるよ。」

と言ってもピンとこないようなのです。


私のミニバス時代は、教師が理論的に教えてくれて、練習は厳しかったけど体罰は見たことがありませんでした。

隣でやっていた男子ミニバスもそう。


・・・

長男のスポーツ少年団は勝つことだけが目的なので、長男みたいに上手くない子は練習を休みにさせられる日があり、その日は強い子だけ集められ強化練習を行いました。

これって、どうなの?

と一人悶々としていました。


監督は試合に勝てさえすればいい

ということだな、と理解しました。


そして、小学校最後の試合の4クォーター目のとき、6人いた6年生のうちの長男以外の5人が出て、感動して同級生の親は号泣。

この場面、選手を外された親の立場では泣けません。

感動できるほどの広い心なんてものは持っていませんから。

逆に悔し涙は出るけど。


少し前のテレビでスキージャンプの葛西さんが話していたのが、長野オリンピックのときのこと。

団体選手から外されていたそうです。

原田選手が最後に飛んだとき、あのとき私も「いけ~!」と応援していましたが、葛西さんは「落ちろ~!」と叫んでいたとか。

この心境と似ています。

あの時の試合は。


その割に長男は素直に喜んでいて、それが救いでした。

子どもだったからね。

そんな少年団だったのですが、その後の中学高校で所属した運動部でミニバスの経験が(主に体の動かし方で)役立ったのです。

結果、所属していて良かったということになるのですが。

親としても勉強になったし。


スポーツは光が強く当たれば影も深い。


体罰。

補欠。

など・・・


今後のスポーツは、指導者のレベルアップを望みます。


それには、スポーツの影や闇の部分をよく見なければならないと思いますが。


本来、スポーツは楽しむものですから。


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