2017年6月15日木曜日

労災を嫌がる総務部長vs品質管理部長


現在パート勤務している会社は小さい会社で、考え方もちょっと時代遅れな感じがします。

お茶当番があって、お客さんが来たとき以外にも、男性社員が出社するとお茶やコーヒーを出します。

時代が逆戻りした感じ。

ただ、お茶を入れるのは好きだし、ずっと座ってパソコン入力をしていると歩きたくなるので、最近はこの当番を気に入っています。

同室に総務、経理、営業事務関係の女性社員が何人かいて、平均年齢は高め。

私はほとんど無言で、ひたすら伝票打ちをしながら社員の話を聞いたり、夕食の献立を考えたりしているのです。


通勤中の事故


先日、社員の話を聞いていたら、労災保険のことでした。

新入社員が昼休みに帰宅したとき、自転車のトラブルで怪我をしてしまったそうです。

病院へ行ったら労災か聞くように病院に言われたけどどうしたらよいかと、新入社員の上司が尋ねにきたのです。

そこにいた人が皆、

「なんで労災にしてきちゃったのかなぁ。」

「そもそも、昼休みに家に帰るなよ~」

と話していました。





でも、新人を責めるようなことを言ってどうなの?と思ってしまいました。

だから、

「新人さんも労災にするとか関係なく、病院でどうして怪我をしたか聞かれたから、そのとおり話しただけだと思いますよ。」

と、つい言ってしまいました。パートの分際で・・・


それは、私が前に勤務していた会社でも言われたことがあるからなんですが。




勤務中の事故


これまでの記事にも書きましたが、以前、食品会社で新製品開発業務をしていました。

新入社員のとき、プレテスト機を使用後、洗浄していました。

ヘラをぐるぐる回しながら、その上部をスポンジでこすっているうちに下部まで手をうっかり出してしまい、回っていたヘラで指の皮が深く削げました。


(これ以後、少しだから大丈夫などと思わず、必ず回っているものや動いているものは止めてから作業するようになりました。)


上司に、

「こんなになってしまいました~」

と指を見せたら驚いて、

「早く病院へ行って!」

と言われ、すぐに病院へ行きました。

製造業務は危険が多く、上司もよく血を流し、そこの病院へフラフラしながら行っていました。

男性は血に弱いようで、私の怪我を見てもフラっとしていました。


病院ではなぜ怪我をしたのか聞かれますから、その通り話しました。

で、

「それでは労災だね。」

と言われ、何針か縫って帰ったのです。


それから総務に連絡したら、総務部長に、

「なんで労災にしてきちゃったの?」

と言われてしまいました。


自分の部署の部屋に帰り、そう言われた話を上司にしていたら、同室の品質管理部の部長が総務部長に電話して、

「勤務中に怪我をしたんだから労災でしょう。なぜ労災にしてきたのか?と聞くこと自体おかしいぞ。」

と言ってくれました。

私の部署の部長は同室にいなかったので、いつも隣の部の品質管理部長が助けてくれました。


これは、もう30年前の話。

今はそんなことを言う総務部長もいないと思います。


まとめ


労災保険を使用するのは労働者の権利です。

それにしても、経営者に言われるのはわかりますが、同じように雇用してもらっている立場の人が、労災を嫌がる心理ってなんでしょうか?

いろいろな権利を与えられて、経営者みたいな気持ちになってしまっているのでしょうか?

まさか事務処理が面倒?
なんて思っていないと思いますが。


会社というところは、こういう不思議なことがよく起こります。

組織というものに入るとよくある話なのかもしれませんね。


ところで、これを書いてて思ったのですが、
大学生になり一人暮らしを始めた長男のトラブル(その1)
は労災だったかもしれませんね。

もう遅いけど。

追記
でも、病院へ通うほどの怪我をしていないから労災ではないですね。



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