友人が癌の手術をしてから、もうすぐ10年。
今では検診の回数も減っているらしく、私を含めた周りの人も癌だったことを忘れてしまうくらい元気。
このブログによく登場する優秀な子の母でもあります。
10年前、この友人の癌は私にも大変なショックでした。
症状
・胃がもたれる。
・階段が辛い・・・
パート先の階段が特に大変だとよく言っていた。
・お腹が出る・・・
もともと細い人。今も細い。お腹だけ出たらしい。
・横になって寝ると息苦しい。
・レモンを皮ごと食べていた・・・
手術後はレモンを食べなくなった。
病院へ
普段、病院へは行かない人。
「胃がもたれるから病院へ行ってみるよ。」
と、胃の検査に近くの病院へ行ったら、胃ではなく卵巣がんだったと連絡が・・・
手術
自宅から近い病院で手術。
私だったら名医を探すけど、友人は近いことが大事。
長時間手術。
お腹が出たのは腹水で、手術後なくなったそうです。
肺まで水が溜まっていたので、寝ると苦しかったんだよ・・・
と話していました。
「肺に転移したのは取らなかったらしいよ。」
と、まだ肺にあるけど10年近く経っても大きくなっていないそうです。
抗がん剤
「抗がん剤を始めたら髪が抜けてきたので、旦那にバリカンで坊主にしてもらった。」
って。
普段は帽子、外出時はかつらを被っていました。
ステージ
手術の数年後、病院の都合で転院することになりました。
そのとき、
「カルテが入った封筒に封をしてなかったから見ちゃったんだ・・・」
と話していました。
「自分の症状をネットで調べれば大体わかるけど、やっぱりステージ4だったよ。でもさ、封をしてなかったら見ちゃうよねぇ~」
「うんうん、私でも見るよ。」
と答えました。
やっぱ見るでしょ。
やっぱ見るでしょ。
家族
「うちの旦那がさぁ~メソメソするから、その後の検診でちょっとでも悪い検査値が出ても言わないようにしてるんだ(笑)」
と友人。
10年前、友人の子は保育園の年長さんでした。
手術と入院で家にいないときは、お母さんの服を抱きしめて、匂いをかぎながら寝ていたそうです。
その後
旦那さんがメソメソしていたのを「うざい!」と言っていたので、
私がメソメソしていたことは言えなくなりました。
今は一緒にテニスをしていて、友人が一番元気。
テニス仲間は、癌の手術をした人とは全く思っていないようです。
ポジティブな性格が癌に勝ったのか?
それとも、抗がん剤の副作用が髪が抜けただけであまりなく、術後の体調がよかったのでポジティブになれたのかわかりませんが、さばさばしています。
「でもね、一度癌になっちゃうと、そのことは頭から離れないよ。」
「血液検査結果も変な値だしね。」
とも言うのですが。
それ以来、友人は仕事をしていません。
傍から見ると優雅な専業主婦に見える人の中には、友人のような事情がある人もいるかもしれないなぁ・・・
と思うようになりました。
以前、友人が子どもに将来のことを話したとき、
「そのとき、お母さん生きているかなぁ?」
って言われちゃった~
と話していました。
と話していました。
成績優秀のこの子が勉強をがんばるのは、お母さんの病気のことがあるのかな?
とも思えてきます。
これから先、お互いにいつまでも元気で、70才過ぎても一緒にテニスを続けられたらいいな~
と願っています。
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