2018年4月11日水曜日

花粉症薬の治験の体験。


5年前に花粉症薬の治験をした体験談です。

新しい医薬品が開発されたとき、薬の効果や安全性を調べる試験を行い、その結果をもとに審査を受け販売してもよいという承認を得るそうです。

治験は、その開発段階での試験。

治験も何段階かあって、私のはその最終段階の試験でした。

すでに多くの人が治験をしてある薬で比較的安全なもの。


そうそう、なぜ治験をすることになったのかが気になると思います。


それは、5年前の初冬に届いた病院からの手紙が切っ掛けでした。

「花粉症の新しいお薬の治験をしてくれませんか?」

という内容でした。



その数年前にその病院でアレルギーの検査をし、スギとヒノキ花粉以外のアレルギーがなかったことから選ばれたようです。

他のアレルギーがあると、花粉以外でもアレルギー症状が出てしまうから薬の試験にはならないのだそうです。


参加は自由。

治験のことを何も知らなかったら引き受けなかったかもしれません。

ただ、治験をしたことがある人の話を又聞きで聞いたことがありました。


「お金になるらしい」

って。笑


あれは、独身のころだったなぁ・・・

東京出張が時々あり、仕事終わりに中学時代に同級生だった男子と時間が合えば食事に行っていました。

その人とは中学卒業後、映画に行ったこともありましたが、付き合うわけでもなく・・・

でも、何となく気が合う、という不思議な関係。


その人のお兄さんが治験バイトをしていたのです。


しかも、花粉症薬なら毎年お世話になっています。

効き目があるのに眠くならない薬にまだ出会っていなかったこともあるし、何と言ってもその金額に目が眩みました・・・w



通院ごとに1万円もらえます。

しかも待ち時間なし。


全部で6~7万円だったと記憶しています。


ただ、治験の前半は、きつかったです。

どのくらい症状がきついのか調べるし、その期間が長い上、薬は使用不可。

目薬さえもダメなのです。


毎日2度、くしゃみの回数や鼻をかんだ回数など色々・・・をメールで連絡します。

これが結構面倒くさい。


そして、自分がどの薬で試されるのかもわかりません。

運悪く、薬成分が入っていないものを投薬される可能性もあったのです。


幸い、私のは新しい薬も入っていたようです。

投薬し始めてから、花粉症の症状がピタリとおさまりましたから。

しかも眠くならず。


結局、何という薬だったのか未だわかりませんが、次に耳鼻科へ行ったら、

その薬が世に出たのか?を聞いてみようと思います。


実は何度か聞いているのですが、そのときは承認されていませんでした。


もうすぐ、スギやヒノキ花粉の季節は終わります。

あと少しの辛抱。

そんな季節は、治験をしたことと、もう20年以上会っていない同級生のことを思い出すのです。

元気かなぁ?

ってね。

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