先日、将棋の羽生善治さんが、史上初の「永世7冠」を達成したときのインタビューで、
「無駄なことを省いて引き算で考えるようになったのは経験によるものが大きい。これからもその強みを大切にしたい。」
と答えていました。
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今日の富士山 |
簡単なようで難しい言葉です。
将棋のことはよくわかりませんし。
ただ、50年以上生きてくると、その言葉の意味がほんの少しわかるような気がします。
経験を積むことによって無駄なものがわかり、引き算で考えられるようになること。
不必要なものを削ぎ落とすと本質がみえてくるということ。
逆に、本質がなんとなくわかり、無駄なものを削ぎ落とすことができるようになってきたとも言えるかも。
料理もそうで、以前は次から次へと調味料や香辛料を加えて味を作っていきましたが、今は違います。
素材を生かすために引き算です。
そして、応用ができるようになりました。
A素材とB素材を組み合わせたら美味しくなりそう、とか。
料理って好きではないけどほぼ毎日やらなければならないことで、こういう経験の積み重ねで発見することは多いです。
そうそう、作業自体の無駄も引き算し始めました。
「手抜き」とも言う。笑
子育ても似ているかもしれません。
料理の素材じゃないけど、自分の子どもでも、自分や夫とは違うし、兄妹それぞれ違う。
料理の仕方を素材によって変えるみたいに、子どもによって教育法を変えたりして試しながら実践しながら修正を繰り返しています。
そして、将棋もそうかもしれませんが、子育てに経験や知識は役立つけど、想定外のことも頻繁に起こります。
親の思うように育たないこともあるのです。
そういうものだとわかっていれば怖いもの無しのはず・・・
将棋みたいに、子育てにも大局観が必要なのかな?
そして引き算。
いらないことはやめてみる。
子どもをよく見れば、やめていいこと、子どもにとっては無駄なこと、がわかるかもしれないですね。
大事なのはよく見ること。
見ずに引き算されたのが私たち姉妹なので。
特に妹はそれを反面教師としてしまったので、自分の子どもには足し算しすぎて様々な問題が起こっているという・・・
人によって違うということがわかりにくいし、自分の子は近すぎる存在なので見えにくいのかもしれないです。
時々、ちょっと離れて見てみないと、ですね。
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