先日の「プレバト!!」の俳句査定のとき、
「8月」というのは第二次世界大戦の後から、お盆だけでなく原爆忌、終戦日というイメージを持ち始め、
そういうことから「8月」という季語には「生きる」とか「死ぬ」という要素を持ち始めた、と話していました。
今回は、フルーツポンチ村上さんの俳句が良かったです。
八月の海を置き去るバイクかな
村上さんって読み手に響くこういう俳句を作るんですよね~
そして・・・
夏をなごり惜しく感じるのは受験生やその親も同じかもしれません。
8月を含む、高校3年生の娘にとっては「受験の天王山」と言われる夏休みが終わってしまったわけです。
ふぅぅぅ・・・
その勉強量で大丈夫かなぁ?
そして今年の8月も色々なニュースがありました。
その一つ、印象に残ったのが、行方不明の2才の男の子を発見したスーパーボランティアの尾畠さん。
私には学歴はないけど~と言いながら、
「これまで受けた恩を世間に返している」
と言われていたのには「はっ」としました。
懸情流水 受恩刻石
他者にかけた情け(与えた恩)は水に流して忘れる。他者から受けた恩は心の石に刻みこんで忘れてはならない
↑
青字はコピペです。
いや~自分は逆だと。
先日、うちの電子レンジが動かなくなりました。
いつも通り押すと数秒遅れて「ピッ」と鳴りますが動きません。
頭にきて何度も押すと、それも遅れて押した分だけ「ピッピッピッピッピッ・・・」と鳴るけどそれだけ。
買ってまだ2年なのに・・・
諦めて近くの家電量販店へ行ってきました。
買い終わって駐車場へ行ったら声をかけられました。
長男が小学校まで仲良くしていたSくんのママでした。
Sくんもいて久しぶりに会ったけど全然変わらず。
ただ、ヒゲが生えただけ。
笑顔が小さい頃のままです。
Sくんママは公務員でフルタイム勤務。
結婚・出産後も辞めずに続けられたのは、Sくんのおばあちゃんが保育園の送迎から家事まで何でもやってくれていたからだそうです。
「おかげで残業もできるし助かっている」と保育園のころ話していました。
保育園のころ、我が家にSくんがよく遊びに来ました。
ほんといたずら小僧で・・・w
他のいたずら小僧たちも何人も来て大変でした。
それなのに、ある休日、長男がSくんちに遊びに行ったら長男だけ入れてもらえなかった、と言うのです。
こっちはいつもお世話してるのに「何で?」と思っていました。
Sくんママはフルタイムで働いていたから、うちにSくんがよく来ていたことを知らなかったのだと思いますが・・・
そういうことって他にもあって、長男が小学校時代に仲良かったOSくんのママもそう。
この子のママもフルタイム勤務。
で、しばしばうちに来て「お腹すいた~」と言うから食べさせてあげたりしていましたが、これも多分ママは知らないでしょう。
子どもが話さなければわからないことですから。
その後、長男がその家によく遊びに行くようになってお世話になったのでお礼を言うわけですが、こちらだけがお世話になっている風な対応なんですよ。
気のせいかもしれませんが・・・
それらが未だに胸にひっかかっていて、Sくんママ、OSくんママに会うと思い出してしまうのです。
でも、スーパーボランティア尾畠さんの言葉を聞いて反省しました。
他者に与えた恩は水に流さないといけませんね。
石に刻んでいましたから。
逆に受けた恩は忘れがちですが、それらこそ石に刻まないと。
そして、世間に恩を返す。
思い返せば、SくんママやOSくんママにも色々助けられました。
これこそ石に刻み、この恩は返せる人に返していくことが大事なのかもしれないですね。
かけた情けを水に流すのは難しいし、受けた恩を石に刻むのも難しい。
Sくんママに久しぶりに会い、尾畠さんの言葉と逆のことを考えていた自分の気持ちに気づきました。
これから先もそんな「小さいこと」を考え出したら、尾畠さんの言葉と笑顔を思い出そう!
と夏の終わりに思ったのでした。
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