2018年2月5日月曜日
ちょっと待ってみる。
中学生の頃からの友人と今も時々ランチに行きます。
この友人とはバイトデビューも一緒でした。
高校のとき、学校でアルバイトは禁止されていたのに始めたマクドナルドでのバイト。
進学が推薦で決まった同級生数人と始めました。
道路のところで旗を振って客寄せまでしたから、いつ先生に見つかってもおかしくないことをしていました。
大丈夫でしたが。
この初バイトで仕事ができたのが友人。
友人は気が利くタイプ。
当時のマックは美人が「スター」という地位につけて時給も高くなりました。
友人の顔は普通だったのですが、仕事がかなりできたので美人さんたちには数年遅れて「スター」になれました。
一方、私は言われたことをするので一杯一杯。
顔も普通だし愛想も悪い。笑
同じ接客業でも次のケーキ屋の方が向いていたかな?
「あなたは仕事が正確ですね」と責任者の年配女性から言われ評価が高かったから。
そのとき、人には適した場所があることを薄ら感じた記憶があります。
その後、友人は保育士になり、独身で、現在も働いています。
新人保育士の気が利かない話をしているのを聞くと、マックでバイトをしていた自分と重なります。
だから友人に言うのです。
「まだ若いから変わるよ。成長するからちょっと待ってあげて。」
と。
それまで、親が何でも先回りしてやってくれて、親の言う通りにしてきた若き頃の自分は、仕事では使い物にならないことを初バイトで気づきました。
でも、次のバイトでは少しは役に立てるようになっていました。
「今どきの新人は・・・」
と、いつの時代も言いますが、新人も教育で変わりますから、ちょっと待ってあげて欲しいなぁ~と思います。
そう言えば、私の母も待てないタイプ。
孫娘が、
「私は結婚しない!」
と言うのを聞くと、
「結婚はするものだよ。」
と、ムキになって孫に言います。
考えなんて変わるのにね。
年を取っても待てない母なのです。
10年以上前、皮膚科に行ったときの医師の言葉が、
「この薬を毎日塗ってください。治るまでに約2週間かかります。」
でした。
かぶれか何かで診てもらったと思います。
それまで、薬を飲んだり塗ったらすぐに治るものだと思っていました。
それが、2週間かかると治るまでの時間を言われたのは初めてだったかもしれません。
他人が聞いたら何てこと無い言葉かもしれませんが、私にとっては新鮮でした。
そうだ、病というものはすぐに治るわけではないんだと。
「待つ」ことを意識し始めた言葉でもあります。
子育ても含めて「ちょっと待ってみる」ことが大事なのでは?
と最近思うようになった、という話でした。
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