アラフィフになってから何故か閉所が苦手になって、それまでは新幹線などの乗り物も窓際を選んできたのが通路側を選ぶようになっています。
すぐ逃げられるように。
そして、もちろん映画館にも行かなくなっていました。
少し前の週末のテレビでリリコさんが映画紹介をしていて上手いんですよ紹介が。
で、「怪物」を見たくなってしまったけど、映画館は苦手だからなぁ・・・
って思っていたら、私が読んでいるブログ(結構沢山読んでる)の人達の評判もいいんです。
それで悩んでしまいました。
そうそう、もう一つその映画を見たかったのは撮影地が長野県の諏訪湖まわりだったからです。
富士見町あたりもそうで、若い頃に行ったスキー場で一番行った場所が富士見パノラマスキー場。
スキー以外でも思い出があり過ぎる場所でもあるし・・・
そこで撮影されたとなると見たい!
となった訳です。
そして娘が「仕事の平日の休日にスーパーマリオの映画を見に行く」と言っていたので「じゃあ一緒に行こうか。見終わったら『さわやか』で炭焼きハンバーグを食べて帰ろう!」となり、行ってきました。
平日なので空いていて通路側の席をとって。
映画の途中から、話は全く違う村上春樹さんの小説「1Q84」の最初の場面が思い出されました。
見かけにだまされないように。現実というのはつねにひとつきりです。
という言葉。
いま目の前に事実として現れているものごとや状態。
それが何か?
「1Q84」では、青豆と天吾サイドから語られていた物語が、後に青豆と天吾の敵の牛河サイドから語られました。
そのときには敵で魅力が全くない牛河という人が嫌いになっていて、何で牛河サイドの話が始まるんだろう?
嫌だなぁ・・・と思ったのです。
でも、仕方なく読み続けたら牛河に感情移入してしまい、そんな自分に驚いた経験があります。
それと、今回の映画は少し似ている。
物事(人も含め)は見る方向が違うと違って見えるけど、あっちこっちから見ると本当の姿がわかる。
誤解だったり、嘘の部分で歪んで見えてしまうのが怖いので、本当のことを知る為には自分の目でしっかり見るようにしなければ、
と思っているけど、それが本当に難しい。
子ども達が小さい頃、ママ友同士の「あの人は○○な人なんだよね」という良からぬ噂話も真に受けないように気をつけてきたけど、もしかしたら自分も言われているかもしれないなぁ・・・
なんて思ったりして。
お互い誤解していることが多いのかもしれません。
あと、持って生まれた体や運命の中でどう生きていくか?
これも難しい。
映画の中の美しい自然は時に恐ろしい嵐になって、良い思い出と辛い思い出が残る地を映画で見られて…胸熱でした。
映画が始まるまでは宣伝が長くて、閉所恐怖症の人には辛い時間でしたが(もっとギリギリに入場すればよかった)映画が始まったらあっという間に時間が過ぎました。
早めに見終わった娘はゲーセンで時間つぶしをしていたようで、ユーフォーキャッチャーで取ったお菓子の袋を手に提げていました。
大分待ったかな?
ってくらい大きな袋を持っていた娘。
その後、炭焼きレストラン「さわやか」に着いたのは14時ごろだったけど、まだ混んでいました。
おにぎりハンバーグセット、オニオンソース。
相変わらず美味しかったです!
娘との休日を楽しんだ話でした。
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