約3週間前に行ってきた副業の面接ですが、相変わらず結果連絡がきません。
どうなっているのやら・・・
現在勤務中のパート先で引き続き頑張ることにしましょう!
さて、そのパート先での昼休み。
一人で休憩室で過ごすので本当に休めます。
疲れている時は仮眠をとったり、解約したガラケーのワンセグでテレビを見たり。
(私のスマホにワンセグは無い)
で、最近は太宰治の「人間失格」を読んでいました。
iPhoneのブックに無料で読める小説があると知り、何冊かダウンロードしました。
以前読んだ林修さんの本で太宰治を「モテた」作家と分類していて、「モテた」作家が作り出した、真に「モテる」主人公の台詞からは、モテた男にしかわからない、男の魅力が生き生きと伝わってくる・・・と書かれていました。
それが気になっていたこともあり読み始めたという訳です。
以前読んだ「走れメロス」や「水仙」ではその魅力(モテ男の魅力)がわからなかったので「人間失格」ならわかりそうだと思って。
有名な本ですがこの歳(50代)まで読んだことがなかったのです。
読んでみると確かにモテた男にしかわからないことが沢山書かれていました。
ただ、私が気になったのは他のことでした。
太宰治は自殺していて、人間失格の主人公もそう。
その主人公と太宰治、重なる部分があると考えられるから、どうしてそうなるのかということを頭の片隅に置きながら読み進めていき軽くショックを受けました。
もしかして小さい頃に性的虐待を下女や下男から受けていた?
そして、それを相談できるような親子関係ではなかったのでは?
「人間失格」では主人公がモテるのでそっちに注目が集まるのかもしれませんが、私は親子関係の方を見てしまいました。
自分も子ども時代に困ったことがあった時、親に相談しようと思わなかった…
ということを思い出してしまったのです。
「人間失格」には、
もし自分に、本当の事を言う習慣がついていたなら、悪びれず、彼等の犯罪を父や母に訴える事が出来たのかも知れませんが、しかし、自分は、その父や母をも全部は理解する事が出来なかったのです・・・
(青空文庫コピペ)
と書かれています。
このことは、さらっと書かれているだけなのですが、もし太宰治が同様の被害にあっていたとしたら傷は深いと思います。
そして、その気持ちは、そういう被害にあったことのある人にしかわからないかもしれません。
太宰治の場合、親の愛はもしかしたら感じられなかったかもしれませんが、愛されるタイプだったことは救われたかもしれません。
これでモテないタイプだったらどうなっていたことか…
自分がそうだったのですが、親に相談するべきだったと大人になって気付いたことがいくつかあって、何で相談しなかったのかなぁ・・・と考えたことがあります。
子どものことより世間体を気にした解答しかしなかったのではないか?
と、思ってしまうのですよね。
実際はわかりませんが。
もしかしたら本当の意味で助けてくれたかもしれませんが、そして、今ならそうしてくれると思いますが、当時は親も若く未熟だった・・・
妹が相談していたアレコレを思い出しても「あなたが悪い」と逆に妹が怒られていたから、相談しなくて正解だったかも?
せめて自分が子育てするときは、子どもが小さいときは特に、相談しやすい親でいようと思ったのでした。
さすがに中学生以降は親に相談することは限られてくるかもしれないけど、できれば大人になっても本当に困ったことは相談して欲しい。
娘に以前言われたのは、
「答えはいらない。聞いてくれればいい。」
とのこと。
できるだけそうしていますが、幼少期はもう少し親が上手く解決してあげなければならないかもしれません。
子どもに無関心でも駄目だし、過保護も駄目だし、人間って難しい。
さて、次は何を読もうかな?!
続けて太宰治作品を読むか、他の人のにしようか・・・
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