2019年11月4日月曜日
親の価値観の光と影。
3連休の初日、妹が用事で我が家に来ました。
他の家族がいなかったこともあり、久しぶりにゆっくり話すことができました。
このブログに書いたことがあったかもしれませんが、妹は高卒なので学歴に不満があり(就職後にそれで嫌な思いをしたらしい)、進学させてくれなかった母への恨みは未だ消えていません。
その反動で、子ども達には自分と同じ思いをさせまいと教育熱心でした。
そして、学歴が大事であることをしばしば子ども達に話してきたようです。
姪と甥は小学生の頃から塾に通い、甥は一時期3つ塾に通わされていたことがあります。
通わされた・・・と言うのは、妹のいないところで「塾は地獄だ」と言っていたから。
ただ、それを妹が知ったら甥がその後もっと追い詰められるのが目に見えていたので、誰も何も言えませんでした。
その位、学歴というのに執着していたのです。
姪は勉強好きだったので妹の思うような成績を取り、自慢の娘となっていました。
一方、甥は・・・
ある時から学校へ行かなくなりました。
甥がそのような問題を起こしてから精神面をみてもらう病院で、妹も原因のひとつだと言われたそうです。
というか、甥がその場で「お母さんもそうだ」と言ったらしい。
甥がそこまでの問題を起こしてから、ようやく妹は自分の教育方針を反省することになります。
良い大学へ進学するどころか高校も卒業できていないのですから。
先日も妹がすごく反省していたので、
「親にわかってもらえただけでも良かったんじゃないのかなぁ?○○ちゃん(甥)にとって」
と言ったら、
「うん。あと、私だけじゃなくパパも○○(姪)も色々反省してるみたい」
と言っていたので、時間はかかるかもしれないけど少しずつ良くなっていくのではないかな?
本当なら卒業しているはずの高校にまだ通っている甥ですが、大学進学を考えているようで、親の影響力の強さを感じます。
そう言えば私たち姉妹も母に「学歴がないと大変だ」と言い聞かされて育ちました。
そう言っていたのにどうして妹を進学させてあげなかったのか?謎なんですが・・・
私は人によると思っていて、うちだったら長男に学歴は絶対必要だけど、娘はどっちでもやっていけるかな?と思っています。
学歴は生きていくための武器にはなりますから、あるに越したことはないのかもしれませんが、勉強が苦痛な子にはどうなんでしょう?
そんな考えも含めて親は自分の価値観を子どもに押し付けてしまいがちですが、気をつけなければならないですね。
妹の教育方針の光の部分を姪が、影の部分を甥が受けた形となりました。
妹と話をすると自分のやり方は大丈夫か?
と考えてしまいますが、何かおかしいことがあれば何らかの問題として膿が出てくるだろうから、そのとき対処すればいいかな?
と思います。
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