先日の夜、長男から「発熱した。泣」とLINEがありました。
38度以上。
思い当たるのは大学時代の友人達と会った事。
週末、そのうちの一人の実家へ遊びに行ったそうです。
ここまで聞くとコロナが怪しい・・・
その翌日も熱が38度以上あったので、近くの病院に予約し自分で運転して行ってきたそうです。
コロナの抗原検査とPCR検査をしたところ、すぐに結果の出る抗原検査は陰性だったと連絡がきました。
それが午前中の話。
疲れからくるただの風邪なのか?
この季節にそんな高熱の出る風邪ってひいたことあったっけ?
なんて思いながら、まだちょっとコロナを疑っていました。
翌日のPCR検査結果が出るまでは安心できません。
病院では解熱剤だけ処方されたようでした。
病院へ行っても症状が良くならない上、酷くお腹を壊していると言います。
しかも下痢はどんどん酷くなっている…と言うのです。
「それなら余計に水分補給をしっかりして脱水しないようにね」
と返信したら大量に水とポカリを飲んでいると返信がありました。
その後、思い出したように長男がLINEしてきたのは、
「鶏肉のレバーを生で食べた」
ということ。
「あーそれが怪しいね。鶏肉を生で食べちゃ駄目じゃん」
と返信したら「○○くんの実家で出してもらって断れなかった」
と。
こういう経験は私にもあります。
生ガキで。
「ここの生ガキは凄く美味しいから食べてみて」
と独身時代、数人の上司と食事に行った時に、声は渋いけど外見はイマイチな上司にすすめられました。
この上司、仕事を一緒にしていた時にも優しいのか意地悪なのかよくわからないと思っていた人なので気を付けてはいましたが、これはどちらなのか?
と思いながら止むを得ず食べた記憶が蘇ります。
何せ、その数年前に友人との食事会で生ガキにあたっていましたから。
そんな酷い目にあったことは、もちろん上司は知りませんが。
あたりませんように!
と祈りながら食べた生ガキの味はどうだったか記憶にありません。
因みにカキフライは大好物です。
この時は運よくあたらなかったけど「次にこういうことがあったら勇気を出して断ろう」と思ったのでした。
自分の体は自分で守るしかない。
肉は基本、特に鶏肉と豚肉は生食は危険です。
生焼けも駄目。
牛ステーキも処理環境によっては表面には菌が付いていそうだから、レアでも表面は全体的にさっと焼きたいところ。
鶏肉はカンピロバクター食中毒が知られていて、これが怖いのは症状が治まった後にギランバレー症候群になる人が稀にいること。
あ~あ。
長男に話したら「食べちゃったから仕方ない」と言っているし、確かにそうだけど…
その夜になって更に症状がきつくなってきたので「総合病院の救急に行ってみる」とLINEがきました。
整腸薬を飲んで少し落ち着いてから車を運転して病院へ行ったようです。
これが一人暮らしの大変なところです。
コロナが流行してるからタクシー呼ぶのも気が引けるし救急車って程でもないし・・・
総合病院でもコロナの検査をして抗原検査、PCR共に陰性。
医師には「カンピロだと思う。水分補給をしっかりするように」と言われたとLINEで連絡がきました。
点滴をしてもらったら少し楽になったらしい。
午前1時を回っていました。
それから数日経って解熱したけど下痢は続いているそうです。
一時は血便も出たとか・・・汗
ギランバレーの心配も残っています。
後悔するのは、長男が実家にいた高校生までの間に生肉が危険なことは話してあったけど、断り方を教えていなかった事。
人よりお腹が弱いんです~と言うとか、何も言わずに食べないとか・・・
本当はこういう食中毒関係は全ての人が知っていた方が危険は減ります。
勧めてくれる人は良かれと思って勧めてくるので、それが逆に厄介。
長男のカンピロバクターの話を妹にしたら、妹もその食中毒に数回かかり原因は外食だったと言っていました。
そこの料理店の調理人に食中毒予防の知識がなかったのでしょう。
カンピロバクター食中毒はテレビの「仰天ニュース」でやったのを娘と見たので、娘はその恐ろしさを知っていて兄の心配をしていました。
食中毒については全ての家庭で教えるのは難しいので、小中高の授業のどこかで「仰天ニュース」みたいな再現映像を見せて学ぶことがあってもいいのでは?
と思います。
因みに私が豚の生焼けが危ない事を知ったのは高校の時の古典の授業でした。
古文の何かを元に古典の先生が話したからです。
大人でも食中毒の危険について知らない人が意外といるかもしれません。
もし、お店やどこかのお宅で出された鶏肉が生焼けだったら、もっと焼いてもらうとか食べないようにするしかない。
そうして身を守っていくことが大事だと今回のことで改めて思ったのでした。
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