独身時代に遊び仲間(スキー、旅行)の一人だった当時の会社の先輩女性、Yさんから久しぶりにメールがありました。
新卒入社した会社で配属部署は全く違うのに何故か仲良くなった人。
雰囲気は南海キャンディーズのしずちゃん。
体が大きく静かだけど運動神経が良くパワーと根性がある人。
子育てしながらその会社を辞めずにもう少しで走り切ります。
私が結婚する時は皆「寿退社」をしていましたが、その数年後から退社しなくなり、その始まりの人。
私も当時では晩婚の方だったけど、Yさんはもっと晩婚でした。
それにしても年賀状以外で連絡が来たのは約10年ぶり。
「Iさん(私の旧姓)LINEやってる?」
ときたので「やっています」と返信。
この様に急に連絡してくる人はネズミ講みたいな勧誘をしてくる人が多く、そういう連絡があったらその人との付き合いはやめることにしてキッパリ断っています。
でも、Yさんはそういうことをしてくる人ではありません。
それは一緒に沢山遊んできて知っているけど、何となく胸騒ぎがする・・・
そう思っていたら、当時の私の上司のMさんが亡くなったというお知らせでした。
「Iさん、Mさんと仲が良かったからお知らせした方がいいと思って…」
と。
Mさんは60代後半の人。
知らせてくれたお礼と、いつ亡くなったかとかお通夜の日などを聞きました。
お通夜はどうしよう…
その会社での仕事は男性社員とペアを組んで作り上げていく業務で、色々な人と仕事をした中でMさんは一番相性が良かった人。
その人がアメリカ転勤になって「遊びにおいで」と言うので、Yさんと遊びに行ったのが約30年前のこの時期でした。
サマータイムから標準タイムに変わる時にロサンゼルスやグランドキャニオン、ラスベガスなどをMさんの社用車で観光。
BGMはイーグルス。
ホテルカリフォルニアが似合う砂漠の道でした。
あのMさんがもうこの世のどこにもいないのか。
これから先も、もう会う予定のなかった人だけど悲しいものです。
YさんのLINEには、その他の人達の亡くなった話も書かれていて、私の同期の男性や、同期の女の子が社内結婚した相手の方も亡くなったばかりらしい。
YさんとLINEの交換しその内容を見た時に、浦島太郎が玉手箱を開けた時のようでした。
今まで気付かなかったけど実は時間がだいぶ経っていて、一気に時間が経過したような感覚。
数日前に全く眠れない日があって午前3時頃まで起きていましたが、亡くなった日がその日だったのは偶然なのか?
たまにこういう不思議なことが重なります。
お通夜の会場がわからないけど、Yさんに聞けば調べてくれると思います。
でも、棺桶の顔を見てしまうと年を取ったその顔の記憶が焼き付きます。
若い頃のMさんの記憶のままにしておきたいのもある。
すごくお世話になった人だけど、ご家族にとっては私が行かなくてもわからないだろうし、本人はそこにいない。
何らかの形で知ってしまったら行くけど、そうでなければ自宅でMさんのことを思い出し、Mさんが安らかに眠ることを祈ろうと思います。
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