少し前に退職したパートのAさん。
圧の強い人でしたが、同日に働くことがないので悪影響はありませんでした。
Aさんが私に業務面で言いたいことがある時だけ電話があった程度。
はっきり言わないけど、
あ~あのことを言いたいんだね~
とわかるような言い方。
その後の雑談が長く、その内容が面白いこともあって、こちらも「まぁいいか」と思ってしまう感じ。
連絡ノートが素っ気ないのも気になりましたが、Aさんはたまに職場に顔を出したり電話をしてくるので、気になっていたのが帳消しになります。
会ったり話すのは大事。
交渉事は直接会うほうが上手くいくのは、こういうことなのでしょう。
Aさんは自分の華麗なる一族の話や、旦那さんとの不仲なことを面白おかしく話すので私は好きでしたが、若いバイト君達はその話にうんざりしていると私に漏らしたことがあります。
一方、一部の若い女子バイトちゃんはAさんが凄い人だと思うようで、先日も、
「私はAさんのマインドが好きです」
と言っていました。
Aさんが辞めてしまったことを関連会社の人も知っていて、この前は、
「Aさんが辞めてしまって大変ですね」
と言われたけど「何も困っていません」と言うのも変だし困ってしまいました。
さほど仕事をしていなかったのに仕事ができる人だと思わせるのが上手かったAさん。
私も入社数年は気付かなかったから仕方ない・・・
気持ちは前向きだけど実践が伴わない。
口だけなのです。
それは身近にいる人しかわからないのかもしれません。
「○○の業務をしなければいけない」
とAさんは言うけど、その業務をしていたのはパートのBさんと私でAさんは一度もやっていなかったし。
Aさんはパソコンも苦手で、教えに行ったことがあるけど身に付かず・・・
仕方がないので簡単に入力できるようにして、Aさんが必要最小限の入力で済むように整えました。
社員はずっとAさんができる人だと思っていましたが、数年前にパートのBさんが異動する時に事実を話して出ていったので、ようやく分かってくれた感じ。
こんなに書いているけどAさんのことは好きで、静岡に帰って来て(Aさんは東京に引越した)ランチの声がかかったら勿論行きます。
ただ、世の中には仕事ができるように見せるのが上手い人がいて、出世している人の中でもそういう人が混じっているのでは⁈
Aさんを見てそう思った…
という話でした。