数か月前に近所の方が亡くなりました。
病気で入院しているらしいことは隣のKさんに聞いていたけど、何の病気だったのかは未だに分かりません。
私より少し若く、子どもがいて一人は息子の一学年下でもう一人は大学生。
旦那さんも何年前だったか?癌で亡くなっています。
同じ地区に住むご両親は存命でお金持ちなので、地元の私立大学生の子は金銭面では困らないと思われます。
亡くなった話はこのブログによく登場するSさんに聞きました。
Sさんは子どもが小学生の時の役員仲間と時々飲み会があるらしく、そこで聞いてきた情報だそうです。
道路を隔てた向かいに住んでいる人でしたが、殆ど話さない人でした。
でも、昨年の今頃は元気にいつも通りお洒落をして車で出かけるところをよく見かけました。
自分も来年ここに絶対にいるのかはわからない・・・
ということです。
お子さん達は成人しているとはいえ、ご両親を亡くし気の毒です。
おじいちゃんとおばあちゃんはお元気そうだけど老人には違いないし。
こういうことがあると私の場合、残された子どもの立場で色々考えてしまいます。
ところが、Sさんは違いました。
「Kさん(亡くなった方)は、最期に子ども達が静岡にいて良かったね」
と。
Sさんは亡くなったKさんの立場で話したのです。
そうか、Sさんはそっちの立場になりかけたことがあるからか・・・
Sさんは今は元気だけど約20年前に癌のステージ4だった人。
大手術をし、死を目前にした人は視点が違うのかもしれません。
時々上から目線で話してイラっとすることもあるけど、生きていてくれて良かったと改めて思ったのでした。